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Survival Colors 14話

14話目です~。気がついたらはーさんの方のSCaSに話数が抜かれてる……!
頑張っていかないとなあ。書きたくてうずうずしてるとこはまだまだ先なのよね(´・ω・`)
KAITO誕動画も作り始めたし、忙しくなってきたなあ、ふふふ。


!注意書き!

この文の内容は、『VOCALOID』と『バイオハザード4』の2つのジャンルを混ぜてみたものになってます。
ジャンルの混合が許せない方、イメージを崩したくない方は、バック推奨です。
また、『バイオハザード4』は17歳以上推奨のゲームです。控えるようにはしてありますが、たまに残酷な描写が含まれる可能性があります。
17歳以上"推奨"なので、17歳未満の方が読もうと思っても止めはしませんが、自己責任でお願いします。



おk、読んでやるよ! って方は追記からどうぞ~。









*****


溶鉱炉の扉を抜けた先は、あの息の詰まるほどの熱気から打って変わって、薄暗い洞穴に続いていた。ひんやりとした空気が腕の火傷に心地いい。

「……静かだな」
「本当にね。何も聞こえないわ」

ここまで静かだと不気味に感じなくもないが、今のところここには私たちの他には何もいないようだ。私の聴覚を信用したのか、レオンがふと肩の力を抜く。

「よし。メイコ、腕をみせてくれ。応急処置しかできないが、できるうちにしておかないと」
「メイ姉、怪我したのか?!」

レオンを警戒していたのか、それまで一歩引いて成り行きを見守っていたレンが身を乗り出した。赤くなって水膨れができている腕を見て、愕然としている。

「大丈夫、ただの火傷だから。見た目ほど酷くないわよ」

笑って言ってやると少しは安心したのか、彼は小さく息を吐いた。


[Survival Colors]
第14話


岩壁にもたれて座り、レオンが何やらアタッシュケースを探るのを見つめる。あんなものを持ち歩いていたのでは、こんな場所では不便なのでは、と思わなくもなかったが、そういえばこの世界はゲームの中だった、と思い出す。これほどリアルな体験をしていたからすっかり忘れていた。

だがそれ故に……もしこの世界で死ぬような事があればどうなってしまうのだろう、と考えてしまう。普通、私たちにとっては、パソコンからアンインストールされたり、プログラムに不備が生じて消滅する事が、人間でいう死にあたる。だがここでの死は、恐らくそのどちらとも違う。
強いて言えば後者に近いのだろうが、恐らく、ここで死んでも消滅には至らない。もちろん推測に過ぎないが、ここで何度か傷を負って感じるのは、消滅するというより、体が使い物にならなくなるその時が、死ぬときなのではないだろうかと……ソフトウェアというより、人間の、生物の死。
この体が、人間と何ら変わらない構造なのはわかっている。仮に死後に体が残るのなら、私たちのプログラムは、データは、死んでいない事になる。もしそうなら……私たちはどうなってしまうのだろう。

「何を考えてるんだ?」
「いえ、何も」
「……そうか」

私の火傷に注意深くハーブの葉を貼り付けて、上から布を巻いていく手を見ながら返した声は、やけに固かった。

「グリーンハーブがあって助かった。今はこれくらいしかできないが、少しはマシ……」
「なあ、あんた」

レオンの声を遮るように、それまで黙っていたレンが不意に口を開いて、内心少し驚く。初対面だからかもしれないが、彼がレオンに自分から話しかけるとは思わなかった。

「さっきのアレ、あんたは何か知ってるみたいだけど、結局何だったんだ?」
「アレと言うと……エルヒガンテの事か?」

エルヒガンテ……巨人、という名前を口にしたレオンは、少し眉根を寄せた。

「アレの事は人に聞いただけで俺も詳しい事は知らないが、基本的に他のガナードと同じらしいな。プラーガとかいう寄生虫に寄生されて、その影響であそこまで巨大化したとか」
「そのプラーガっていうの、よく聞くけど……」
「言っただろう、寄生虫だ。ガナードは全員そいつに寄生されている」

私の呟きに、レオンは吐き捨てるように言った。

「メイコは知っているだろうが、少し協力してくれた研究員がいてな」
「……ルイスね」

サドラーに胸を貫かれて殺された男を思い出す。何者なのか気になっていたが、ここの研究員だったのか。

「彼によると、標的の体内で成長し、いずれ中枢神経を支配するらしい。このあたりの地方で埋まってたプラーガのミイラだか卵だか、そんなものを吸入して感染した奴がほとんどとも言っていたな」
「ミイラを吸入って……さっきのを見た限り、そんなに小さいものとは思えないけど」
「あそこまで巨大に成長できるって事なんだろう。細かい事はわからん。知りたいとも思わないしな」
「じゃあ、あいつ並みにでかい奴が他にもいるかもしれないのか」

苦い顔のまま返された答えに、レンはあからさまに嫌そうに顔をしかめる。確かに、あれ以上に頑丈な敵が出てこられては、戦うにしろ逃げるにしろ、面倒な事この上ない。

「でかいだけならまだいい。頑丈だろうが何だろうが、寄生体が本体を支配している以上、そこを叩けば動きは止められる。それができない相手が出てきたら、厄介だな」
「いるの、そんなの」
「今のところはいないが、普通に考えて弱点を晒したままの奴しかいないのは不自然だろう」

なるほど、確かにそうだ。今まで対峙してきた相手が全てプラーガに寄生されていたとして、寄生体の位置がわからなかったのは、あの城主の右腕だけ。言われてみれば不自然だ。
ゲームだからかもしれないが……こちらに都合が良すぎる。

「……2人とも」

また1人で考え込みそうになったところで、レオンが何やら思いつめたような声で呼んだ。

「いずれわかるだろうが、今のうちに言っておく」

ふう、と、どこか疲れたように息を吐いて、レオンは続きを口にした。

「俺とアシュリーも、プラーガに寄生されている」
「っ、お前!」

それを聞いたレンが、私の前に進み出る。私を守るつもりなのかもしれないが、レオンはただ肩をすくめただけだった。

「そう殺気立つな、まだ同化はしていない。そもそも同化していたなら、こうしてのんびり話してなんかいないさ」
「……いつの間にそんな事に?」

私はここに来てから、ずっとレオンと行動を共にしてきた。その間、寄生されるような気配はなかったし、むしろガナードたちから距離を取っていなかった私の方が危ない。……人から人へうつるならの話だが。

「ここへ来てすぐだったから……少なくとも半日はたつな。気を失っている間にサドラーが何か仕掛けたらしい。アシュリーはもっと前からのはずだ」

その答えに再び愕然とする。半日ということは……私と会った時には、レオンは既に寄生されていたことになる!

「どうして黙ってたのよ」
「ここに来たばかりのお前たちに言っても、動揺させるだけだろう。余計なことを言って困らせたくなかった」
「よく言うよ、疑われて死にたくなかっただけだろ」
「……まあそう思われても仕方ないだろうな」

レオンは自嘲気味に笑って、すぐにそれを引っ込めた。

「人為的にプラーガを接種されたということは、除去の手段もどこかにあると思う。だが、もしそれを見つける前に同化が完了してしまったら……」
「何言ってんのよ」

何やら重苦しい口調で言いかけたレオンに、顔をしかめてみせる。
もし同化が完了してしまったら? 何をそんな弱気な事を言っている。彼らしくもない。

「要するに、同化する前に除去法を見つければいいんでしょう」
「メイ姉?!」

本気か、と言いたげなレンに、にこりと笑ってみせる。

「レン、貴方ねえ……私がどれだけレオンに助けてもらったと思ってるの」
「だけど……!」
「レンの気持ちはわからないでもないけど、私は彼を信じてる」

きっぱりと言い切って、私は再びレオンに目をやった。

「除去できなくなったときの事は、その時考えるわ。これだけ助けてもらったんだもの、少しくらい恩を返させてくれたっていいじゃない?」

笑顔でそう言ってやると、レオンは少しの間黙り込んでいたが、やがてふ、と表情を緩めた。

「そうだな、悪かった。ありがとう」
「お礼を言われるような事じゃないわよ。水くさいわね」

戦友でしょう。そう言ってから、もう一度頭の中で繰り返す。
実際には、戦友と言うには共にした時間は短いだろう。だが、他人というには長すぎる。

「……じゃあ、さっさと先に行った方がいいんじゃねえの?」

横からかけられた声に、私もレオンも顔を上げた。ぷいとそっぽを向いたまま、それでも仏頂面とわかる表情で、付け加えるように言い放った。

「メイ姉の怪我の手当ても終わったんだし、いつまでもここで油売ってるわけにもいかないだろ。早いとこその寄生虫とやらを除去してもらわないと、俺らだって安心できねえし」
「……手伝ってくれるのか」
「勘違いすんなよ。あんたを信じてるっていうメイ姉を信じたいから、仕方なく手伝ってやるだけだからな」

拗ねたような言い方に、思わず顔を見合わせて吹き出すと、レンはむっとしたように私たちを睨んだ。





*****


桜宮はレンメイ派じゃございません。念のため。レン君がレオンをあまり信用してないだけです^^;
まあ、いままでガナードにしか会ってなかったわけですから……。とりあえずあれだ、グリーンハーブの使い方は間違ってないはず←
今回は戦闘はなし。プラーガについての復習です。
多少違うところもあるかもしれませんが……今回言っていたことを元に話を進めていきます。バイオ4を知らない人向けの内容になってしまったかもですが、どうしても入れたかったので、既プレイの方にはすみませんとしか(´・ω・`)
めーちゃんたちはプラーガのことなんて寄生虫ってこと以外ほとんど知りませんでしたからねー、そろそろ少しは知識を付けてもらわないと。余談ですが、カイトはわりと序盤のあたりでエイダさんから聞いています。

さて、SCaSでもそうですが、こちらもそろそろ古城ステージのも大詰めですね。

あの手この手で襲い掛かる城主サラザール……レオンたちは彼の城を突破してアシュリーを奪還できるのか。
エイダとカイトはどこで何をしているのか。行方不明のミク、未だ目撃情報のないリンに何が起きた……否、起きているのか。
そして、古城の最深部に辿り着いたレオン一行が見たものは……!
次回、ご期待ください。



……だめだ、ふざけようとしても真面目にしかならないorz
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