スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Survival Colors 第12話

十二話目です~。
いやはや、遅くなってしまいました……。
また更新再開していきます(;´ω`)



!注意書き!

この文の内容は、『VOCALOID』と『バイオハザード4』の2つのジャンルを混ぜてみたものになってます。
ジャンルの混合が許せない方、イメージを崩したくない方は、バック推奨です。
また、『バイオハザード4』は17歳以上推奨のゲームです。控えるようにはしてありますが、たまに残酷な描写が含まれる可能性があります。
17歳以上"推奨"なので、17歳未満の方が読もうと思っても止めはしませんが、自己責任でお願いします。



おk、読んでやるよ! って方は追記からどうぞ~。







*****


幸い、骨は折れていなかったらしく、私は少し休んだだけで、すぐに動けるようになった。
打ち付けられた腹と背中はまだ痛むが、そんな事は気にならなかった。
あれほどリアルに感じた脅威から遠ざかった今、私の頭の中を占めているのは、痛みでも、目の前に迫るガナードでもない。

「ミク……!」

少し前まで、一緒に城内を進んできた妹。彼女の事だけだ。
その事に気付いては、なんとか悪い考えを振り払おうと必死になる。
あの子はこんな事でリタイアするほどか弱くはない、何度も言われたじゃないか。
ミクは必ず生きてここを潜り抜けてくるから、だから今は、自分が生き残る事を考えろ……!


[Survival Colors]
第12話


派手な爆発音で、ふと我に返る。
音の出所……背後を振り返ると、がらがらと崩れ落ちる岩の向こうに、扉が見えた。
ああ、そういえば道を塞がれていたんだっけ。そう考えたところで、愕然とする。
つい先ほどまで、そんな障害など、まったく気にせずにガナードを屠っていたのか、と。

「メイコ!」

立ち尽くしていたところに声をかけられ、はっとする。
爆発に巻き込まれかけたのか、全身砂埃にまみれたレオンが、服を叩いて払いながら歩み寄ってくる。

「大丈夫か」
「え、ええ、なんとか……」
「そうじゃない」

そのきっぱりとした言葉に、彼の言わんとする事を察する。

「……正直、大丈夫とは言い難いわね」

生き延びなければ。その思いが行き過ぎて、息が詰まりそうだ。
ガナードに鉛弾を撃ち込むのに躊躇がなくなったときよりも悪い。とにかく無我夢中で、何かを撃っているという事はおろか、自分のしている事がろくにわかっていなかった。

「ごめんなさい、気を使わせてしまってばかりで……」
「気にするな。あんな事があれば普通はそうなる」

何でもない事のようにそう言った後で、レオンはふと真剣な顔をする。

「辛いなら、無理に戦おうとしなくていい。俺が何とかする」
「……随分な自信ね」
「自信満々とはいかないさ。だが、女性に辛そうな顔なんかさせるわけにはいかないだろう」
「何よそれ」

真面目にそんな事を言うものだから、私は思わず吹き出した。
そのまま笑いが止まらずに、声をあげて笑う。ここが敵地のど真ん中だなんて、この時はすっかり忘れていた。

「おい、そんなに笑う事か?」
「だってレオン、いきなりそんな……っ、あーおかしい……っ!」

レオンの言うことももっともだ。彼からすれば、ただ私を心配してくれた言葉でしかないのだろう。
だが、まさかそんな口説き文句のような事を言われるとは思っていなかった。
ひいひい言いながらもなんとか笑いをおさめて、顔を上げる。

「ごめんなさい、つい……!」
「つい、ってなあ……」

私の反応が不本意だったのか(まあそりゃそうだろう)、レオンは少しだけ顔をしかめる。
それがなんだか可笑しくて、また笑いそうになるのをぐっと堪えた。

「ああほんとに……こんなに笑ったのは久しぶり」
「そこまで言うか」
「だって、今時平気でそんな事を言う男も珍しいわよ? そんなナンパのされ方をされたりしたら、私ならドン引くわね」

ここぞとばかりに、容赦ない言葉を浴びせる。気を悪くしたようにレオンが溜め息を吐くが、苦笑混じりで、本気でないのが見て取れた。

「……ありがとう」
「俺は何もしてないだろう」

とぼけてデザートイーグルの残弾数を確認しているふりをするレオンに、また少しだけ笑って、自分もショットガンに弾を装填した。

「さて……ぼやぼやしていると新手が来るかもしれないな。行くか」
「そうね」

一度深呼吸して、頭を切り替える。
塞がれていた通路の先、鉄製の大きな扉に手をかける。1人で開けるには重すぎて、レオンの手を借りてやっと開けられた。

「……ぅ」

思わず漏れた声。
それくらいの熱気が扉を開けた途端に押し寄せてきた。
じめじめと体に纏わりつくような暑さではない。ずっとここにいたら干からびてしまうのではないかと思うほどの、肌の表面を炙られているような、乾いた空気だ。
どっと汗が出る不快感を堪えて、扉の向こう側に足を踏み出す。

「ここは……溶鉱炉か」

網のような床の下に、熱で溶けた金属の色が広がっているのを見て、レオンが呟いた。
足下から立ち上る熱気だけで火傷しそうで、私はひとまずその場から一歩前へ……溶鉱炉を横切った先の扉に向けて足を踏み出した。

「早く行きましょう。こんなところにいつまでもいたら、体がもたないわ」
「同感だな」

額の汗を拭って、レオンも私について歩き出そうとする。
しかし、その動作は途中でぴたりと止まり、何かを警戒するように素早く視線を巡らせる。

「どうし……」

どうしたのかと尋ねようとして、私も気付いた。
微かにだが、床が揺れている。
一定の間隔で、少しずつ揺れを大きくしながら。
耳をすませば、どすん、どすんと、何やら重いものが落ちるような音が聞こえてくる。

「近付いてきているな」
「最初から私たちが目当てって事? 冗談じゃないわ、こんな暑いところで……!」

ほとんど愚痴のような言葉を吐き出した直後、まさに私たちが目指していた扉が開いて、音と振動の発生源が姿を表した。
――赤みがかった肌に、心なしか体の割りに小さめの頭。
ただその体が小山のような巨人が、2体。

「元々暑いってのに、またむさ苦しいのが来たな……」
「そんな事言っている場合?!」

がっしりとした巨体を目にして、私は半ば悲鳴にも似た声をあげる。
その声を合図にするかのように、巨人の片方がおもむろに唸り声をあげて上体を横に振ったかと思うと、こちらに向かってタックルを仕掛けてきた。

「あっ、つぅ……っ!」
「メイコ?!」

思わず床を転がって避けてしまい、熱された床で肌が傷付く。
ここがどういった場所か忘れていた自分に腹が立つ。

「大丈夫だ、そんなに酷い傷じゃない。……やれそうか?」
「この程度で動けなくなったりしないわよ」

助け起こしてくれたレオンに、心配するなと手を振って、先ほどまで自分たちがいた方を注視する。
巨人は標的を失い、勢い余って派手に壁に激突していたが、まったく別方向から雄叫びが聞こえて、はっとして目を逸らし、走り出す。
火傷は軽いようだが、溶鉱炉の熱気と合わさって痛みが増している気がして、私はイライラと息を吐いた。

「ほんとに、冗談じゃない……!」




*****


さて……前回の更新、今年の3月とはどういうことだ私よ。
すみません、本当にすみません。自分でも驚愕しております。
で、これから卒論に入るし、いろいろ滞ってるなあ……頑張ろう。
とりあえず年内に書けてよかった。

今回の敵クリーチャーは、私の天敵こと、エルヒガンテさんです。
実は一応難易度アマチュアクリアしたのですが、結局私の中でこいつを上回る敵はいなかった……もうやだあいつ。
本来、右腕戦の後でのエルヒ2体はそんなに苦労しないのでしょうが、リアルに戦ったら相当戦いにくいんじゃないかなあと。
暑いし。熱いし。暑苦しいし。
空気も乾燥してるだろうしね。
そんなことを考えてたらこうなりました。

エルヒ戦は次回決着の予定です。その次は……ふふふ。
スポンサーサイト

コメント

No title

お疲れさまでーっす!
とうとう来ましたか、エルヒ戦っ・・・!
いやはや、どう料理していくのか、今から楽しみです。
色んな意味でアツイ展開にwktkが止まらないw
レオンのキャラの読み込みっぷりには感服しましたw
レオンらしい反応が面白かったb

次回の決着、楽しみに待ってますよw

通話にも付き合ってくれてありがとうでした。

ではまた(*^ー゚)ノシ

れす。

はーさん>
とうとうここまで来ました。お待たせしてしまって申し訳ないです(´・ω・`)
書いていくうちに、ゲームみたいな対処以外にもいろんな道があるのに気付きまして……さてさて、どうしてやろうか←
ここのところ寒いので、これで少しはあったまるのではないでしょうかw
レオンのああいうキャラはどこかで入れたかったので、面白いと言っていただけてよかったです^^

こちらこそ通話楽しかったです、ありがとうございましたー!
ではでは!

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。