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Survival Colors 第11話

十一話目です~。

そういえばいつの間にか二桁だ! ぴゃあ!

さて、ちょっと前の事になってしまいますが、深依ちゃんがバイオ4の実況音声をうpしてくれました~。
やたら素の私がいますが、聞きたい方がいらっしゃいましたら、深依ちゃんのブログのこちらの記事へどうぞ~。



!注意書き!

この文の内容は、『VOCALOID』と『バイオハザード4』の2つのジャンルを混ぜてみたものになってます。
ジャンルの混合が許せない方、イメージを崩したくない方は、バック推奨です。
また、『バイオハザード4』は17歳以上推奨のゲームです。控えるようにはしてありますが、たまに残酷な描写が含まれる可能性があります。
17歳以上"推奨"なので、17歳未満の方が読もうと思っても止めはしませんが、自己責任でお願いします。



おk、読んでやるよ! って方は追記からどうぞ~。






*****


ぽっかりと床に穴の開いた広間。
城主が怒り狂ってその場を後にして、沈黙が訪れたが、それも少しの間でしかなかった。
どこからか、広間を眺める人影が沈黙を破る。


「やってくれたわね」

「すみません……」

「下手をすれば死んでたのよ」

「すみません、でも……」

「この先こんな事が続くなら、悪いけど、このまま構っているわけにはいかないわね」

「はい……」

「……まぁ、過ぎた事は仕方ないわ。レオンを追うのも難しそうだし……少し頼まれてくれるかしら」

「……わかりました。で、何をです?」




[Survival Colors]
第11話




足元の水面が不意に弾ける。
とっさに身を引くと、さっきまで私がいた空間を、奴の鉤爪が切り裂く。
遅れて水中に身を潜めていたそいつが飛び出し、私をぎらりと睨む。


「何なのよ……!」


答えを期待しているわけではない。ただ、そんな陳腐な言葉しか出てこなかった。
こんな怪物相手に、女の私が力で勝てるなんて思う方が間違っている。それは今までと同じだが、今回は唯一の武器であるショットガンが通用しないのだ。
"勝てる気がしない"。そんな考えを浮かべてしまった私を、許してほしい。


「っ……!」


サラザールが送り込んだそいつと目が合った瞬間、間合いを詰められる前に、私は全力でその場から逃げ出した。
勝てない相手に真正面から向かっていくのが、どれほど無意味かわからないほど、私は馬鹿ではないつもりだ。少なくとも、この狭い水路で戦いたくはない。
とにかく、なんとかここから離れる。それだけを考えて、私は走っていた。


「伏せろメイコ!」


不意に名を呼ばれ、ほとんど何も考えずに濡れた地に伏せる。
直後、背後で派手な爆発音と、熱風。


「え、な、何が……」

「無事か?!」


爆風が収まってきた頃、走り寄ってきた音が、靴音だった事に安堵しつつ、私は顔を上げた。


「レオン、さっきのは……?」

「ロケットランチャーだ。ここに来るまでにガナードから奪ってきていたんだが……とっておいて正解だったな」


彼は彼で走り回っていたのか、荒い息を吐く。
対する私は、ぽかんとしてレオンを見返していた。


「ロケットランチャーって、いつのまに……いやそれより、どこに隠し持ってたのよ、そんな大きさのもの」

「今はそんな事どうだっていいだろう。それよりあいつだ」


き、とレオンの睨む先を、私も目で追う。
既に煙も消えかけたその空間に、"そいつ"の姿はなかった。


「やった……か?」


レオンがそう呟いた時だった。

天井を突き破って、何かが伸びてくる。
鞭のようにしなるそれは、ほんの一瞬身構えるように動きを止めて。
呆然と眺めていたレオンの腹に、鋭く叩き込まれた。


「ぐあっ……!」


何が起こったのか、すぐにはわからなかった。
わかるのは、一秒にも満たない間に確かに今見たことが起こっていたという事だけ。
苦悶の声を残して、レオンがいた空間がぽっかりと空く。


「え……?」


その光景を情報として受け取れても、理解するのが遅れたために生じた時間。
しまった、と思うより早く、甲殻を纏った尾が、今度は私を打ちすえる。


「―――ッ!!」


レオンとは反対の壁に叩き付けられ、全身がバラバラになりそうな衝撃に、肺の中の空気がほとんど追い出される。
あまりの痛みに声も出ない。私がぶつかった事で、錆び付いた金具が壊れ、壁に固定されていたボンベが外れて転がる。


「くそ……っ!」


レオンが悪態を吐くのが、やけに小さく聞こえる。
必死で目を上げると、"そいつ"が私に向かってぎこちない動きで歩んでくるところだった。
私の方が楽に倒せると判断したのか、それはわからない。だが、奴は私を先に始末する事に決めたようだ。


「くっ……」


すぐそこに鉤爪が迫っているのが見なくてもわかる気がして、私はほとんど何も考えずに手の中にあったショットガンを構えて、引金を引いた。

ずどん。腹に響く大きな音。
私は……目を固く閉じて、後悔していた。
撃っても弾かれるだけだと、牽制にもならないと知っていたのに……何を考えていたんだ。
すぐにでもやってくるであろう痛みを想像して、全身が強ばった。


「…………」


走馬灯は見えなかったが、やたら時の流れが遅く感じる。
嗚呼、これが死の間際の感覚というやつか。
……いや待て、おかしい。


「メイコ……おいメイコ、しっかりしろ」


違和感を感じた直後に聞こえた声に、私は、はっと目を開ける。
まず目に入ったのは、気遣わしげに覗き込んでくるレオンの顔。
そして……地に倒れ伏す、異形の姿。


「何、が……」


あの一瞬で何が起きた。その疑問は、すぐに解決される。
よく見ると、ぴくりともしない"そいつ"は、体のあちこちが、霜がおりたように凍り付いている。
そういえば、何やら気温が急低下したような気がするが……金具が壊れて転がったボンベから液体窒素が漏れ出したためなのだと、その時の私には理解できなかった。
しかし、その頭部から、血のような得体のしれない液体が流れ出ているのは、見ればわかった。


「え、っと……これって、一体……?」

「流石に、口の中までは硬くなかったらしいな」


恐る恐る、うつ伏せの"そいつ"の体をひっくり返すと、その液体の出どころは口腔と思われる箇所だった。
どうやら、先ほど私が発泡したショットガンの弾がつけた傷、らしい。
呆気に取られている私の隣で、レオンが少し感嘆したような声を出す。


「さて……立てるか?」

「……なんとか、大丈夫よ」


声を絞り出すたびに、肋骨がきりきりと痛む。折れていなければいいが、などと、他人事のように考えていた。
ふらつきながらも立ち上がった私の腕を、レオンが自らの肩に回す。


「次に何か来る前にここを抜けるぞ。水路の途中にエレベーターがあったから、ひとまずそこに……」

「……レオン」

「何だ」


1歩、また1歩、私を支えて歩く彼に向かって、笑みを浮かべて。


「助けてくれなくても、1人で歩けるわ」


私は……今までみたいに、不敵に笑えているのだろうか。
そんな事を、思ったりした。




*****


遅くなりました……っ!
ああもういろんなところで行き詰まってる……!
誰か上手な伏線の張り方を教えて下さい……苦手なんです、伏線……orz

右腕戦、ひとまず決着です。ふう。
口の中に弾を撃ち込んだら、流石の右腕さんも堪えると思うんですよ。それで倒れるかはわかりませんが……少なくとも、人間でいう軽い脳震盪くらいは起こしてくれるんじゃないかな、と。
正直、実際に右腕さんと対峙したら、逃げ道があるならマトモに戦わずに逃げるのが得策だと思う。ゲームだし戦利品あるから頑張るけど←

さて、次回は……ちょっと話が飛びますかね。
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コメント

No title

ククク、残したね。右腕を、破壊せずに残したね・・・
いいだろう、使わせてもらう、よ?
ウフフ・・・ウフフフ・・・

さて、中々いい感じに攻略している感じですねb
ちなみにだけど、右腕はカウンターで顔に被弾させると、怯む。
それを踏まえると、口腔内への銃撃で脳震盪(凍結してたっぽいのもあわせて)すごいいい展開。もうすごいを通り越してすがい。

ちょっと鳥肌が立ったよw 冗談抜きにね。流石だ。
オレのほう、次のパートが少し遅れそうだが、残してくれた右腕は丁寧に料理させてもらいます。
ではまた(*´∀`)ノシ

れす。

はーさん>
ふふふ、残させていただきましたよ……w
ほへー、カウンター怯みのことはしりませんでした、なるほどそうだったのか!←
すがいと言っていただけて光栄です、ありがとうございます^^

はい、そちらの方も楽しみにしております!

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