スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Survival Colors 第10話

十話目です~。

何回書いても気に入らなくて遅くなってしまいました、すみませぬ(´・ω・`)



!注意書き!

この文の内容は、『VOCALOID』と『バイオハザード4』の2つのジャンルを混ぜてみたものになってます。
ジャンルの混合が許せない方、イメージを崩したくない方は、バック推奨です。
また、『バイオハザード4』は17歳以上推奨のゲームです。控えるようにはしてありますが、たまに残酷な描写が含まれる可能性があります。
17歳以上"推奨"なので、17歳未満の方が読もうと思っても止めはしませんが、自己責任でお願いします。



おk、読んでやるよ! って方は追記からどうぞ~。






*****


サラザールのにやにや笑いが視界から消える。
あまりに突然で、最初は自分の体が落下しているとわからなかった。否、頭が認めようとしなかったんだ。


「掴まれ!」


それでも、どうやら本当の事らしいと結論付ける事には成功し、無我夢中でレオンの腕を掴む。
途端に、ガクンと体に衝撃が走った。
いつ放ったのだろう、穴の壁にフックが引っかかり、そこから伸びたワイヤーが、私たちを支えてくれている。
ほっと息を吐いたのも束の間、私は次の瞬間、さっと血の気が引くのを感じた。
……ミクが、いない。




[Survival Colors]
第10話




慌てて下を見るが、あの見慣れた翠色は見当たらない。
もしかしてこの穴に落ちずに済んだのか、いや、それにしては静かだ。
慎重に穴の底へと下りていくレオンにも構わず、私はミクの姿を探していた。


「ミク! どこにいるの、返事をして!」

「メイコ、落ち着け」

「うるさいわね、離しなさいよ!」

「死にたいのか!」


一喝されて、はっと我に返った。
宙ぶらりんになった私たちの下には、何本もの杭が逆さに埋まっている。このまま落ちれば、間違いなく串刺しだ。


「ミクなら大丈夫だ。とりあえず下には落ちていないようだし、あの腕ならきっと逃げのびられる。だから落ち着け」

「……ごめんなさい」


私の小声の謝罪には何も言わずに、レオンはまた降下を続行する。
果てしない時が流れたような錯覚を覚えかけた頃、ようやく爪先が固い地面を踏んだ。
杭を避けて、横穴のような通路に滑り込む。
素早く周りに目を走らせて、ミクの髪の、あの鮮やかな色が見えやしないかと探したが、やはり見つからない。
落ちたわけではないというレオンの推測が正しかったのを知って、私は無意識のうちに詰めていた息を吐く。


「ミク……!」

「心配なのはわかるが……今はここにいない方がいい」


辺りを警戒しながらのその言葉に、私は一瞬躊躇したが、頷いた。
もしもミクがここにいたとしたら……この場を離れる事はつまり、彼女を見捨てる事になる。
だが、ここでミクを探し続けて、自分がリタイアしてしまっては元も子もない。彼女がここにいる可能性が低いなら、なおさらだ。
ぐいと顔を上げて、レオンの目を見据えた。


「……急いだ方がいいかしら」

「多分な。奴らの事だ、どうせまたろくでもないのが来るんだろう」


苦々しげな言い方に、私もつい顔をしかめる。
プラーガに寄生されたガナードたち……空を飛ぶ巨大な昆虫のような生物……ミクたちが会ったという甲冑たち……それに、先ほどの盲目の戦士。
あの他にも、まだ得体の知れない敵がいるのか。
半ばうんざりしながら、錆びかけた扉を押し開けて……。
耳が、何かの音を、拾った。


「どうかしたか?」


急に足を止めた私に、レオンが問うてくるが、自分の唇に指をあてて静かにしてほしいと伝える。
神経を研ぎ澄ませて、今来た水路の奥をじっと睨む。
時折水路に落ちる滴の音がする他には、しばらく何の物音もしなかったが、微かに、何か硬い物を引っ掻くような音が聞こえた。


「走って! 何かいる!」


叫んだ私に続いて、レオンもすぐさま駆け出した。
猛烈な勢いで、音が追ってくる。明らかに、普通の人間の足音じゃない。
さっきの音が聞き間違いでなかったとわかって、私はイライラと舌打ちした。


「何なの、一体……!」

「……待て!」


鋭い声に怯みかける。が……体はそれに追い付かず、一歩、足を踏み出してしまった。

直後、ぐい、と、体が引っ張られる。


「か、は……っ!」


何かが、私の体を天井近くまで吊り上げ、万力の力で首を絞める。
なんとか逃れようと両手で掻きむしるが、まったく弛む気配がない。ごつごつした、硬い甲殻に指先を傷つけられるだけ。


「メイコ、動くな!」


言うや否や、レオンが銃を撃つ。
耳元で、キン、と弾が何かに当たった音がした。
少しは効いたのか、それとも単に気が逸れただけなのか、"それ"はさっさと私を離して、天井の上へと素早く引っ込んだ。


「げほっ、ごほっ……!」

「危なかったな、大丈夫か」

「んなわけ、ないでしょうが……跳弾して当たったらどうするのよ……!」

「悪かった。しかし銃弾を通さないとなると……厄介だな」


咳き込みながら首に手をやると、濡れた感覚があった。出血している。
やはりこの世界では、単に0と1で構成されたデータだと思わない方が良さそうだな。少しだけ疑っていたのだが、今ので確信した。
傷が付けば血液が流出する。首を絞められれば呼吸が困難になる。
人間ならば当たり前の事だろうが、それらの事が概念でなくリアルな感覚を伴って迫ってくるのなら……。
この世界で致命傷を負えば、外部から来た私たちといえど、死ぬはずだ。


「ほんっと、悪趣味ね、あの人は……!」


改めて突き付けられた現実に、悪態をつく。
幸い傷は浅い。少し引っかけただけのようだ。


「……っ、来るわよ!」


再び頭上から音がして、警告の叫びをあげる。
直後に天井を突き破ってきた何かを、レオンはバックステップで、私は転がってかわす。
水路の底を転がったせいで全身ずぶ濡れだが、そんな事を気にしている場合ではない。なんとかショットガンを庇えたのは僥倖だった。
素早く体勢を立て直して、天井から下りてきたそいつを正面に捉える。
全身を黒い鎧のような甲殻で覆われ、同じく甲殻で武装した長い尾がある。
赤く光る目に、私ははっとする。
サラザールの側に控えていた2人組……彼らのローブのフードの奥から見えた目と同じだ。


「あの城主の右腕、ってとこかしら……?」


私の呟きには応えずに、そいつは私めがけて突進してきた。



*****


終わらせたかったorz
ミクさんがレオン一行から離脱、そしてお待ちかね、ヴェルデューゴ参戦。
色々はしょってこれだもんなぁ……次回は戦闘回になっちゃうじゃないか、苦手なのに←

今回もゲームのシステムを一部無視。実際にはエレベーターに電力を供給しないとヴェルデューゴさんは下りてきません。
まぁ右腕さん本人もそこまで気にしてないだろう←

さて、メイコとレオンはこの敵とどう戦うのか。
そしてミクはどこへ消えてしまったのか。
次回、右腕戦後編、の予定です。
スポンサーサイト

コメント

No title

お疲れ様です!^^

地文の描写密度が上がったね。ひょっとして影響を与えてしまっただろうか。・・・・・・自惚れかw

緊迫感が伝わってくるよ、ちょっと、いや結構ドキドキしながら読まされた。あぁ、何故倒すところまで出してくれないんだ!! 続きが気になって仕方がないw

・・・・・・ミク、どこに・・・・・・!?
とかもう、wktk過ぎるじゃないかw ネギサーベルかむばっくぷりーず!

というわけで、次回も垂涎だねぇ。楽しみにかつのんびりとお待ちしておりますよw

ではでは(*^ー゚)ノシ

れす。

ハーたん>
アクションシーンが薄っぺらいのが気になってたんで、ちょっと頑張ってみます(`・ω・´)
あら、ちゃんとその辺盗めてたのかしら(それを自惚れというんだ
基本、私の周りの人みんな、私よりもハイクオリティというか、優れてる文を書く方だと思ってますので……単に一読者としてはもちろんですが、盗めるとこは盗めないかと思いながら読ませていただいてます。自分1人じゃ限界があると思いますので。
……なんて、真面目に言ってみましたが、私なんぞまだぺーぺーですよ;

次で倒せますかね……あとネギサーベル、どうしようかなぁw←
とりあえず、無事だと信じてあげてください^^
感想ありがとうございました!

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。